僕が個人事業主になろうと決めた理由

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こんばんは、見陰ウラです。今日は僕が個人事業主になろうと思ったことについて書きたいと思います。

最初に

元々は作業療法士として通所リハビリで働き、特別養護老人ホームに異動となり、機能訓練指導員として働いていました。ずっと作業療法士は僕一人でしたが通所リハビリ時代は良かったです。働いていても楽しかったですし、治療者として利用者さまにリハビリを提供することで、目に見えて回復していく様を見ることができていたからです。勤務も8時30分から17時で生活リズムも十分にとれていました。でも、特別養護老人ホームに異動になってからは一変しました。重度で治ろうという気がない人にリハビリをしても効果が全くない絶望しました。また、上の人からは「介護もできるようになりなさい」とユニットに放り込まれ夜勤込みの5交代勤務をすることになりました。生活は激変し、介護とリハビリを両立することはできず、上の人からは「なにをやっているんだ」と言われ、他の人には「あなたには期待していない」と言われ、その時来ていた外部講師からも「おまえは何もわかてない」的なことをいわれ続け、(この辺のことは後日ゆっくり書きたいと思います)僕は頭がおかしくなり壊れてしまいました。

要するに鬱病になったわけです。一度は回復して職場復帰できましたが、閾値が低いんでしょうね。ちょっとした圧力に耐えきれず、(この辺も改めて後日ゆっくり書きます。)再発して結局のところ退職してしまいました。すぐに別のところで作業療法士として働くという選択肢もあったはずですが、「あんな思いは二度としたくない」という気持ちのほうが強かったです。

転機と職業訓練

となると転職になるわけですが、これといってやりたいと思える仕事もなくハローワークに通っていました。もともとパソコンや絵を描くことなどが好きで、それを生かせる仕事を探しましたがすぐには見つからなかったので職業訓練を受けることにしました。ちょうど「WEB・一般事務科」という訓練の募集をしていたので、これに応募して半年間WEBやグラフィック、WORDにEXCELについて学びました。この訓練の間はとても楽しく過ごすことができ「WEBの仕事に就きたい」と思うようになりました。

再就職への道と創業塾

半年間の訓練が終わりいざ就職しようとハローワークに通いましたが、WEBデザイン、グラフィックデザインの仕事の募集は周南市近辺にはほとんどなく、唯一見つけた一社も書類選考で落ちてしまいました。やはり訓練を終えたばかりで未経験な人材はいらないっていうことなんでしょうね。ここからまた少し抑うつになりました。悩んでいた時に姉から創業塾への参加を紹介してもらいまして、行ってみることにしました。この創業塾では自分が考えていた「やりたいことをやる」を形にするためのものでした。経営者としてのものの考え方や資産の管理などもですし、自分の考えていたWEBデザインで起業するためにどんなサービスを提供すればいいか、ターゲットをどこに置くかなど、色々親身になって教えていただきました。関わる人皆さんが背中を押してくれた感じです。ここで少し勇気をもらいました。

起業

創業塾が終わったのが12月で、すでに年末でしたので起業は1月にしようと決めて、12月は企業の準備期間にしました。このブログや自分のサイトを作ろうとサーバー契約をしたり、料金形態や見積もり、領収書の書き方なんかも調べていきました。でも、抑うつ気分は続いていて睡眠障害(どちらかというと眠れ過ぎて日常生活に支障が出る)がひどく思うようには進まなかったです。そんな時、母からの紹介で服のセレクトショップさんの年末年始休日をお知らせするハガキづくりの依頼を受けました。これからのことを考え受けてみました。実際に作業をしていると楽しくて時間を忘れて没頭していました。この仕事をしたことでまた勇気を貰った気がしました。

いろいろあった1年間でしたが今日(もう昨日かな)開業届を徳山税務署に提出し、晴れて個人事業主になりました。営業とかは苦手ですが何とかして認知してもらい仕事に結び付けたいです。病院、特養で働いていた時と違い、人間関係に関しては上から命令されるとか、一方的で理不尽なことはなく、お客様とはほぼ対等な関係が築けると思うので少し安心もしています。

最後に

やっとスタートラインに立ちました。これから無理なくできること、やりたかったWEBデザインの仕事を頑張っていきたいと思います。

この記事を書いた人

みかげうら

こーだー(仮)してるよ。
元作業療法士、臨床経験17年。

うつ / HSP / 精神障害者福祉手帳3級。